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「通信制高校って、結局何をすれば卒業できるの?」
娘の進学を考え始めたとき、私が一番最初にぶつかった疑問がこれでした。
「自分のペースで学べる」とはよく聞くけど、具体的に何をどうすればいいのか、正直サッパリでした。
こんにちは、ずぼらトミーです。
先に結論からお伝えすると、通信制高校の仕組み自体は、実はとてもシンプルです。
ただし、その裏には「自分でペースを作る力」が前提としてある、というのが実際に娘を通わせてみての実感です。
今日は、通信制高校の基本的な仕組み(卒業するために必要なこと)を、制度としての説明だけでなく、うちが実際にどうクリアしてきたかも交えながら、じっくり解説していきます。
前回はこんな話を書きました💡

通信制高校を卒業するために必要な3つの条件

調べてわかったのですが、通信制高校を卒業するための条件は、法律上は全日制・定時制とほぼ共通で、大きく分けてこの3つです。
- 74単位以上の修得
- 通算3年以上の在籍(在学)
- 3年間で30時間以上の特別活動への参加
通信制高校を卒業するためには、文部科学省が定める3つの卒業条件を満たす必要があります。
さらに、その条件を満たすために、日々の学習ではレポート提出・スクーリング・単位認定試験に取り組みながら、各教科の単位を修得していきます。
「レポート」と聞くと、小論文のような難しいものを想像しがちですが、実際は教科書や教材を見ながら取り組む問題演習に近いもので、うちの娘もそこまで身構えずに取り組めていました。
全日制・定時制高校との違い

「結局、全日制と何が違うの?」という疑問を持つ方も多いと思うので、簡単に表で整理します。
| 項目 | 全日制高校 | 通信制高校 |
|---|---|---|
| 登校頻度 | 毎日 | 年数回〜週数回(学校による) |
| 学習の中心 | 教室での授業 | レポート学習+スクーリング |
| 進級の仕組み | 学年制(出席日数が足りないと留年) | 単位制(学年の区切りがない) |
| 転入時の扱い | 原則やり直し | 前籍校の単位を引き継げる場合が多い |
| ペース配分 | 学校が決めた時間割通り | 自分でペースを組み立てられる |
こうして比較すると、通信制高校は「登校しない学校」ではなく、「登校の頻度と、学び方の自由度が違う学校」という表現の方が正確だと感じます。
4つの学習方法

通信制高校での学習は、主に次の4つの方法で進んでいきます。
- レポート(添削指導):決められた科目のレポートを提出し、添削してもらう
- スクーリング(面接指導):実際に登校して授業を受ける
- メディア視聴:動画やインターネット教材で学習する
- 単位認定試験:学んだ内容が身についているかの試験を受ける
この4つを組み合わせながら、74単位以上を目指して自分のペースでコツコツ進めていく、というのが基本の流れです。
単位制の仕組み
通信制高校の多くは「単位制」を採用しています。
学年制の全日制高校と違い、学年という区切りがないのが大きな特徴です。
(学校によって違いますので、ご確認ください)
そのため、
- 3年間均等に単位を取っても良いし
- 年度ごとに増減があっても良い
- 最終的に74単位以上を修得できれば卒業できる
という柔軟さもあります。
(学校によって違いはあります)
また、転入・編入の場合は前籍校で取得した単位を引き継げることが多く、「転入すると同級生から遅れる」というイメージも、実際にはそこまで当てはまらないケースが多いようです。
うちの場合①:レポートはネット提出、進め方は「コツコツ型」
ここからは、うちの娘の実際のケースをお話しします。
娘のレポートは、パソコンやタブレットでネット提出していました。
郵送のやりとりがない分、体調が悪い日に無理して郵便局に行く…みたいな心配がなかったのは、地味にありがたいポイントでした。
進め方については、うちの娘は「コツコツ型」で、締め切りの1ヶ月以上前には提出を終えているタイプでした。
「自分のペースで学べる」と聞くと自由なイメージがありますが、裏を返せば「自分でペースを作らないと進まない」ということでもあります。
うちの娘の場合は、早めに終わらせておくことで、体調が崩れやすい時期があっても慌てずに済む、という安心と、
娘本人が入学する前から決めていたことは、せっかく時間の自由な通信高校なのだから「早めにレポートなどの課題を終わらせて、後半は自分のやりたいことをする時間を作りたい!!」
あとは、どこまで自分で有言実行できるか、それは見守ろうと思いました。
「自分のペースで学べる」と聞くと理想的に聞こえますが、裏を返せば「自分でペースを作らないと進まない」ということでもあります。
この自己管理力が前提になっている部分は、次の記事(「合う子・合わない子」)でもう少し詳しく触れたいと思います。
うちの場合②:スクーリングと体調管理の両立

正直に言うと、ここが一番不安だった部分です。
娘は中学1年生の頃に比べると、今は体調がだいぶ安定してきています。
とはいえ、起立性調節障害の子は疲れやすく、「昨日まで調子が良かったから今日も大丈夫」とは限りません。
朝からのスクーリングがある日は、前日まで「体調が安定しているから、なんとか起きられるといいな」とは思っていても、正直、当日の朝になってみないと分からないんです。
これは、同じように起立性調節障害のお子さんを持つ親御さんなら、きっと分かっていただける感覚だと思います。
それでも、当日は気合を入れて、今回1年生の7月なんとか乗り切りました。
毎回綱渡りのような気持ちはありましたが、「絶対に無理」ではなく「頑張ればなんとかなる」回数とタイミングだったのが、うちにとっては救いでした。
これが仮に毎日の登校が必須だったら、正直登校は続かなかったと思います。
スクーリングが年に数回、日数も限られているからこそ、体調と相談しながら「ここぞ」というタイミングに合わせられたのは、通信制高校ならではのメリットだったと感じています。
うちの場合③:単位認定試験も体調づくりから逆算
単位認定試験はまだむかえていないので、試験後追記しますね。
基本的な考え方はスクーリングと同じだと思っています。
当日にいきなり頑張って起きようとしても難しいので、数日前から少しずつ生活リズムを整えて、体調を万全に整えることが大切かなと考えております。
前日だけ気合を入れてもどうにもならないタイプの体調なので、「数日かけて整える」のがうちなりのやり方ではあります。
こうして振り返ると、通信制高校の仕組み自体はシンプルでも、それを実際にこなしていくには、本人の自己管理力と、体調に合わせた事前の準備が欠かせいと感じています。
うちの場合④:アプリで進捗状況が確認できる仕組みが心強い味方✨

もうひとつ、うちが助かったのが、専用アプリで学習の進捗状況を確認できる仕組みです。
アプリでは、次のようなことが確認できます。
- スクーリングの日程
- レポートの進捗状況
- テストの必修サマリ
- 提出物の未提出情報
- メンター(担任の先生)との確認事項
- 毎月の保護者ガイダンスの日程アーカイブ
- 有名大学のオンライン説明会情報
- オンラインワークショップのお知らせ
これのおかげで、「レポートちゃんと進んでる?」「テストの準備は大丈夫?」と、いちいち子どもに直接聞かなくても、親側で状況を把握できます。
思春期の子どもに、勉強の進み具合を根掘り葉掘り聞くのって、正直気を遣いますよね。
「うるさい!!」とか言われたり・・・
うちの場合も、あえて聞かずにアプリでそっと確認する、というスタンスが取れたことで、娘との距離感を保ちながらも、必要なときにはさりげなくサポートできる安心感がありました。
学習の進捗管理だけでなく、保護者向けガイダンスのアーカイブや、有名大学のオンライン説明会、オンラインワークショップの案内まで一つのアプリで確認できるのも、想像していた以上に充実していたポイントです。
「情報が学校からのお便りだけでバラバラに届く」というのではなく、必要な情報が一か所にまとまっているのは、忙しい親にとって本当にありがたい仕組みでした。
こういう仕組みも、実際に資料を取り寄せてみて初めて詳しく知ることができました。
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通信制高校の1日の過ごし方(イメージ例)
「毎日何をしているの?」というのも、よく聞かれる疑問です。
うちの娘の場合を例に、大まかな1日の流れを紹介します。
- 朝:体調に合わせて起床(全日制のような決まった起床時間はなし)
- 午前〜午後:体調の良いタイミングでレポート学習、または動画教材での学習』
- 空いた時間:趣味や自分の好きなことに使う時間も確保
(うちの娘はギターの練習や音楽・映画鑑賞・読書・YouTubeを観るなど」) - スクーリングがある日(年数回・3日間程度):登校して授業を受ける
決まった時間割に縛られない分、体調の波に合わせて学習時間を組み立てられるのが、うちにとっては大きなメリットでした。
「自己管理が不安」な人向けの具体的コツ
ここまで読んで、「自己管理、うちの子にできるか不安…」と感じた方もいるかもしれません。
うちが実際にやってみて良かった工夫を、いくつか紹介します。
- 期限をカレンダーに大きく書き出す
:レポートやスクーリングの期限を、目につく場所に貼っておくことで、追い込み型でも期限を忘れずに済みました - 「完璧な毎日」を目指さない:
毎日コツコツ型でなくても、期限に間に合えば問題ないと割り切ることで、親子ともに気持ちが楽になりました - 体調が良い日にまとめて進める
:無理に毎日進めようとせず、調子の良いタイミングを見計らって集中して取り組むスタイルを許容しました - 試験・スクーリングの数日前から生活リズムを整える
:当日いきなり頑張るのではなく、逆算して準備するようにしました
これらは特別なテクニックというよりも、
「本人の体調とタイプに合わせて、力を抜いて無理のない形を見つける」
というシンプルな考え方の積み重ねです。
まとめ:仕組みはシンプル、でも「自分で進める力」が前提
最後に、今回の内容を簡単にまとめます。
- 卒業には「74単位以上の修得」「3年以上の在籍」「30時間以上の特別活動」の3条件が必要
- 日々の学習は「レポート提出」「スクーリング出席」「単位認定試験合格」の積み重ね
- 学年制ではなく単位制なので、自分のペースで進められる(転入時の単位引き継ぎも可能)
- レポートはネット提出も可能で、体調に左右されにくい
- スクーリングや試験は、数日前からの体調管理でなんとか乗り切ってきた
- 「自分のペースで学べる」の裏には、自分でペースを作る自己管理力が前提としてある
冒頭でお伝えした結論の通り、通信制高校の仕組み自体はシンプルです。
ただ、それを実際にこなしていくには、本人の自己管理力と、体調に合わせた準備が欠かせません。
次の記事では、この「自己管理力が前提」という部分をもう少し掘り下げて、「通信制高校が合う子・合わない子」について詳しく書いていきます。
・前回の記事はこちら👇

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この記事を書いた人
トミー|ずぼらトミログ運営 北海道・神戸を行き来しながら子育てをしている母。
娘が起立性調節障害を抱え、全日制高校に通うことが難しいかもしれないと分かったとき、進路をどう選ぶか家族でとことん悩み、話し合いました。
「みんなと同じ道じゃなくていい」と気づかせてくれたのが、通信制高校(N高)という選択でした。
不安だった気持ちも、調べて分かったことも、実際に通わせてみて感じたことも、隠さず正直に発信しています。
「周りに合わせるより、本人に合った選び方を」をモットーに、進路選びのリアルな体験談を発信中。
・普段は書道・オンライン美文字講師 ✍️
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